今も現場に入って、さまざまな仕事についているスバルの代表・佐藤さん。現場で感じたことや体験したこと、代表だからこそ言えること、伝えたいことなどをありのままにお届けします!
今日は、ご利用者であるTさんと一緒に、
奈良のイオンモール高の原へお出かけしました。
朝の始まりは、Tさんの定期通院からでした。
診察が終わり、私たちはいざ京阪電車滝井駅へ!
平日ということもあって人影もまばらなホーム。
このゆったりとした空間が、Tさんにとっても私にとっても、何よりの安らぎです。
この駅は線路が4本あり、内側の2線は特急や急行などが追い抜くための線路で、
外側(ホーム側)2本は、普通列車が使用する複々線路となっています。
勢いよく特急列車が通過する姿は、撮り鉄にはたまらない駅の一つです。
Tさんも電車でのお出かけが好きなようで、
いつも座席に座りたいという意欲を前面に出しながら乗車されます。
ホームと同じく車内も人が少なく、
Tさんはゆったりと席に座り、窓外の景色を楽しんでいました。
乗り換えの京橋駅前でも人通りは少なく、のんびりと移動ができました。
そんな平和な雰囲気の中、1時間以上の旅を経て目的地に到着しました。
しかし、目的地のイオンモールは、
私たちが想像していたよりも多くの人で賑わっていました。
春休み中ということをすっかり忘れていたのです!
フードコートでの昼食は、少々座席確保に苦労しましたが、
Tさんは塩サバ定食を前にして嬉しそうでした。
食事後、Tさんは紙を細かくちぎりながらリラックスして過ごすことができたようです。
食事の間、私は混雑しているフードコートでの座席確保の難しさについて考えていました。
特にガイドヘルパーとしては、
ご利用者の支援をしながら座席を見つけるために歩き回るのは一苦労です。
(私のような控えめな性格の人は、いつまでも席を確保できません)
もし整理券や優先座席が導入されれば、
より多くの人が安心して食事を楽しむことができるのではないでしょうか。
Tさんをはじめ障がいのある人たちは、
人混みや大きな音などの刺激を苦手とする人が多くいます。
今回、平日のお出かけは混雑を避けることができ
ゆったりとした時間を過ごすのに適していると改めて感じました。
今後も私たちガイドヘルパーが、
より多くの障がいのある人々と一緒に楽しく街中を散策できるように、
「気づき」を大切に「工夫」することを忘れず
日々の活動を続けていきます。
代表取締役
佐藤 浩史
スバルの代表をしている佐藤です!学生の頃に出会ったボランティア活動をきっかけに、障がいを持つ人と色んなところへ出かけるようになりました。今でも、ガイドヘルパーのお仕事は、特に誇りを持っています!アウトドアが好きで阪神ファン、多動で理屈っぽい性格の京都出身。そんな私が、スバルの現場から独断と偏見のレポートをします!